Category: 経済指標

  • カナダ 新築住宅価格指数 2022年12月

    カナダ 新築住宅価格指数 2022年12月

    カナダ 住宅 関連記事

    カナダ 統計局 によると、2022年12月のカナダ新築住宅価格指数は、前月比で予想-0.2%に対して0.0%と上回り、3ヶ月の下落に続いて横ばいとなりました。

    調査対象となった27の調査都市圏 (Census Metropolitan Areas) のうち19都市で横ばい、6都市で下落、2都市 (モントリオールとカルガリー) で上昇しています。

    カナダ中銀が月初に政策金利を再び引き上げたことで、12月も高い住宅ローン金利が住宅市場に影響を及ぼしました。新規住宅購入者と住宅価格の冷え込みは続いています。

    出典 :
    New Housing Price Index, December 2022 | Statistics Canada
    Canada New Housing Price Index MoM | Investing.com

  • カナダ 小売売上高 2022年11月

    カナダ 小売売上高 2022年11月

    カナダ 統計局 によると、2022年11月のカナダ小売売上高は618億カナダドル、前月比で予想-0.5%に対して-0.1%と上回りました。

    売上高が減少したセクターは食料品や建築資材、ガーデン用品販売で、増加したセクターは自動車及び部品販売店とガソリンスタンド及び燃料販売店でした。ガソリン価格については、米国西部での製油所再開に伴い3.6%下落しています。

    自動車とガソリンなどを除いたコア小売売上高は1.1%減となり11ヵ月ぶりの大きな落ち込みとなりました。

    Canada Retail Sales MoM

    出典 :
    Retail trade, November 2022 | Statistics Canada
    Canada Retail Sales MoM | Investing.com

  • カナダ 消費者物価指数 CPI 2022年12月

    カナダ 消費者物価指数 CPI 2022年12月

    カナダ CPI インフレ率 消費者物価指数 関連記事

    概況

    カナダ 統計局 によると、2022年12月の消費者物価指数 CPI (インフレ率) は、前年同月比で予想+6.4%の上昇に対して0.1ポイント下振れし+6.3%となりました。前月2022年11月との比較では+6.8%から0.5%下回り伸びが鈍化しました。

    価格の上昇幅が減速したのは主にガソリン価格や持ち家の建て替え費用で、逆に上昇幅が加速したのは住宅ローン金利、生鮮野菜、パーソナルケア用品などでした。

    食料品とエネルギーを除いたコアCPIは、前年同月比で予想+6.1%の上昇に対して+5.3%となり、こちらも伸びが鈍化したかたちとなりました。

    前月比で見ると0.6%の減少となり、月間下落率としては2020年4月以降で最大となります。そのほとんどはガソリン価格の影響によるもので、こちらも同月以降で最大の月間下落率を記録しました。

    Canada Consumer Price Index (CPI) YoY

    ガソリン・燃料油価格は前月比で大きく下落

    ガソリンスタンドで消費者が支払う価格は前月比で-13.1%減少し、2020年4月以降で最大の月間下落率となりました。これは世界経済の減速懸念に伴う原油価格の下落や、中国でのCOVID-19の広がりによる需要減を反映しています。

    前年同月比では2022年12月のガソリン価格は+3.0%の上昇となっていますが、11月の+13.7%よりも上昇幅は減速しています。

    原油価格の下落を反映して、燃料油などの価格も前月比で-14.8%の減少となっています。前年同月比では+51.2%の上昇となっていますが、こちらも11月の+73.4%よりも上昇幅を下げて来ています。

    耐久財価格は減速

    2022年12月の耐久財 (何度でも使用でき使用期間も長い有形の製品、例えば、家電製品、家具、自動車など) の価格は、前年同月比で11月の+5.3%から上昇幅が+4.7%に低下し3ヵ月連続の減速となりました。

    家電製品の価格は、前年同月比で11月の+7.4%の上昇から12月は+2.8%と同じく上昇ペースが鈍化し、前月比では過去最大の下落幅である-4.1%の低下となりました。

    同様に、家具の価格も前年同月比で11月の+8.1%から12月は+6.4%と上昇幅は低下しました。これらの価格上昇の鈍化は、サプライチェーンの圧力が緩和され輸送コストが低下し、需要が軟化する中で発生したと推測されます。

    自動車の価格も前年同月比で+7.2%の上昇ですが3ヵ月連続で前年比の伸びが鈍化しており、これは中古車需要の低下を反映していると思われます。

    住宅建替価格は引き続き伸び悩む

    前年同月比で2022年12月の持ち家の建て替え費用は+4.7%、その他居住関連価格が+2.5%と引き続き比較的低い数値となり住宅市場の冷え込みは続いています。

    住宅ローン金利の指数は政策金利の上昇環境が続く中、前年同月比で11月の+14.5%に続き12月も18.0%となりCPI全体に上昇圧力をかけています。

    食料品価格の伸び率はやや鈍化

    店頭で消費者が支払う食料品の価格は前年同月比で+11.0%となり、前月11月の+11.4%と比較してわずかに減速しました。過去5ヵ月間の価格上昇率は+11.0%前後で推移しています。

    2022年12月は、ノンアルコール飲料が+16.6%、ベーカリー商品が+13.5%、コーヒー紅茶商品が+13.2%、その他調理加工品が+11.5%、保存・調理加工フルーツが+7.2など、多くの食品項目で価格の上昇ペースが緩やかになって来ています。

    ただし、生鮮野菜の価格は11月の+11.2%に続き12月も+13.6%となり価格の鈍化は確認できませんでした。産地が天候に恵まれなかったトマトが+21.9%、そしてその他の生鮮野菜も+11.7%と野菜全般に価格上昇の加速が見られました。

    パーソナルケア用品価格は引き続き速いペースで上昇

    2022年12月のパーソナルケア用品の価格は前年同月比で+9.9%となり、1983年2月以来の大きな伸びとなりました。個人用石鹸、トイレタリー用品、化粧品、口腔衛生用品、その他パーソナルケア用品の間で幅広く上昇し、2021年4月以降引き続き価格の伸びは上昇傾向にあります。

    地域別では全州で上昇ペースが鈍化

    前年同月比で2022年12月は、全州で前月11月に比べて上昇ペースが鈍化しました。これは大西洋岸地域の暖房用燃料油の価格低下が主な要因となります。ガソリン価格も全州で下落しており、最も大きく下落した州はアルバータ州とカナダ大西洋州でした。

    出典 :
    Consumer Price Index, December 2022 | Statistics Canada
    Canada Consumer Price Index (CPI) YoY | Investing.com

  • カナダ 雇用統計 2022年12月

    カナダ 雇用統計 2022年12月

    カナダ 統計局 によると、2022年12月の雇用者数は予想8,000人に対して10万4,000人、失業率は予想5.1%に対して5.0%とどちらも予想よりも良い数値となりました。

    雇用者数の増加は、15〜24歳の層によってもたらされ7月から9月にかけて観測した累積マイナス分を取り戻しました。失業率は、6月と7月に記録した最低値4.9%をわずかに上回りましたが、引き続き低水準を維持しています。

    Canada Employment Change

    出典 :

    The Daily — Labour Force Survey, December 2022 | Statistics Canada
    Canada Employment Change | Investing.com
    Canada Unemployment Rate | Investing.com