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  • カナダ中銀 政策金利を5.00%に据え置き 2024年4月10日

    カナダ中銀 政策金利を5.00%に据え置き 2024年4月10日

    カナダ 中央銀行 は2024年4月10日、政策金利である翌日物金利のターゲットを引き続き5.00%に据え置くと発表しました。2023年7月に行った利上げを最後に5回連続での据え置きとなり、引き続き量的引き締め政策を行う姿勢をとっています。

    We have maintained our policy interest rate at 5.00%

    次回の政策金利発表予定日は、2024年6月5日になります。

    出典 :
    Bank of Canada maintains policy rate, continues quantitative tightening | Bank of Canada
    Canada Interest Rate Decision | Investing.com

  • カナダ 雇用統計 失業率 6.1% 2024年3月

    カナダ 雇用統計 失業率 6.1% 2024年3月

    カナダ 統計局 が発表した2024年3月の雇用統計によると、カナダの雇用者数は2,040.1万人となり、前月から-2,200人の減少で前月比-0.0%となりました。雇用率は前月比-0.1ポイントの低下で61.4%、失業率は6.1%で前月比+0.3ポイントとなりました。

    2024年3月の平均時給 (季節調整なし) は前年同月比で+5.1% (+1.69ドル 34.81ドル) となり、金額は堅調に伸びています。

    出典 :
    Labour Force Survey, March 2024 | Statistics Canada
    Canada Employment Change | Investing.com
    Canada Unemployment Rate | Investing.com

  • カナダ GDP +0.6% 2024年1月

    カナダ GDP +0.6% 2024年1月

    カナダ 統計局 によると、2024年1月のカナダの実質GDP (国内総生産) は、2兆2,175億カナダドルとなり、前月比で+0.6%と増加しました。

    主に、サービス産業の+0.7%がこの増加を牽引しましたが、これは11月と12月にケベック州で発生した公共部門のストライキが収束した後の教育サービスの回復が要因となっています。

    今回は20セクター中18セクターで広範な成長が見られました。

    出典 :
    Gross domestic product by industry, January 2024 | Statistics Canada
    Canada Gross Domestic Product (GDP) MoM | Investing.com

  • カナダ 小売売上高 -0.3% 2024年1月

    カナダ 小売売上高 -0.3% 2024年1月

    カナダ 小売売上高 関連記事

    カナダ 統計局 によると、2024年1月のカナダ小売売上高は前月比-0.3%の減少で670億カナダドルとなりました。9セクター中3セクターで売上高が下降し、主に、自動車・部品販売店の-2.4%が減少を牽引しました。

    ガソリンスタンド・燃料販売店と自動車・部品販売店などのエネルギー関連を除いたコア小売売上高は+0.4%、数量ベースでも+0.2%の増加となっています。

    季節調整済みベースでの2024年1月の小売Eコマース売上高は前月比+3.5%の増加で38億ドルとなり、小売売上高全体に占める割合は前月の5.5%から5.7%へと上昇しています。

    カナダ 小売売上高 2024年1月

    出典 :
    Retail trade, January 2024 | Statistics Canada
    Canada Retail Sales MoM | Investing.com

  • カナダ CPI インフレ率 消費者物価指数 +2.8% 2024年2月

    カナダ CPI インフレ率 消費者物価指数 +2.8% 2024年2月

    カナダ CPI インフレ率 消費者物価指数 関連記事

    カナダの2024年2月 CPI 消費者物価指数 (インフレ率) は、前年同月比で+2.8%の増加となり、前月の+2.9%から上昇率が鈍化しました。

    食料品とエネルギーを除いた コアCPI は前年同月比で+2.1%となり、こちらも前月の+2.4%よりも上昇が減速した結果となりました。

    Canada Consumer Price Index (CPI) YoY (Feb)

    出典 :
    Consumer Price Index, February 2024 | Statistics Canada
    Canada Consumer Price Index (CPI) YoY | Investing.com
    Canada Core Consumer Price Index (CPI) YoY | Investing.com

  • カナダ 雇用統計 失業率 5.8% 2024年2月

    カナダ 雇用統計 失業率 5.8% 2024年2月

    カナダ 統計局 が発表した2024年2月の雇用統計によると、カナダの雇用者数は2,040.3万人となり、前月から+4.1万人の増加で前月比+0.2%となりました。人口の増加は前月比+0.3%で雇用の増加を上回り、雇用率は前月比-0.1ポイントの61.5%となっています。また、失業率は5.8%で前月比+0.1ポイントとなりました。

    Canada Employment Change
    Canada Unemployment Rate

    25~54歳の女性 (+4.5万人 +0.7%) と同年齢層の男性 (2.3万人 +0.3%) の雇用者数増加が目立ち、一方で、55歳以上の女性 (-2.9万人 -1.4%) の雇用は減少しています。

    地域別の雇用者数では、アルバータ州 (+1.7万人 +0.7%)、ノバスコシア州 (+6,300人 +1.2%) で増加したが、マニトバ州 (-5,300人 -0.7%) では減少となり、その他の州ではほとんど変化はありませんでした。

    業界別の雇用者数で見ると、宿泊・飲食サービス業 (+2.6万人 +2.4%) と専門的・科学的・技術的サービス業 (+1.8万人 +0.9%) 他複数の業界で雇用が増加し、主に減少したのは、教育サービス業 (-1.7万人 -1.1%) と製造業 (-1.4万人 -0.8%) でした。

    2024年2月の平均時給 (季節調整なし) は前年同月比で+5.0% (+1.66ドル 34.82ドル) となり、金額が堅調に伸びています。

    出典 :
    Labour Force Survey, February 2024 | Statistics Canada
    Canada Employment Change | Investing.com
    Canada Unemployment Rate | Investing.com

  • カナダ中銀 政策金利を5.00%に据え置き 2024年3月6日

    カナダ中銀 政策金利を5.00%に据え置き 2024年3月6日

    カナダ 中央銀行 は2024年3月6日、政策金利である翌日物金利のターゲットを引き続き5.00%に据え置くと発表しました。2023年7月に行った利上げを最後に5回連続での据え置きとなり、引き続き量的引き締め政策を行う姿勢をとっています。

    We have maintained our policy interest rate at 5.00%
    Canada Interest Rate Decision

    次回の政策金利発表予定日は、2024年4月10日になります。

    出典 :
    Bank of Canada maintains policy rate, continues quantitative tightening | Bank of Canada
    Canada Interest Rate Decision | Investing.com

  • カナダドル / 円 為替考察 [2024年] の見通し

    カナダドル / 円 為替考察 [2024年] の見通し

    連日111円前後の高値圏で推移しているカナダドル / 円 (CAD / JPY) ですが、2024年の為替動向についていくつかのシナリオを考えてみました。

    3つの重要イベント

    今年の大きなイベントとして、日本円については、日銀によるマイナス金利解除があり、そしてその後の金利動向にも注目が集まります。

    カナダドルについては、カナダ中銀 (以下 BOC) の利下げ開始時期と回数、その判断材料となる経済・雇用・物価のデータ、そして何よりアメリカ中銀 (以下 FED) の利下げ開始時期と回数が大きな影響を与えることになります。

    つまり端的にいうと、日銀のマイナス金利解除、BOCの利下げ、FEDの利下げの3つが今年の重要イベントとなります。

    それぞれのスケジュールについては以下の通りです。

    日銀の金融政策決定会合後に行う総裁定例会見の日程は、今後、3月19日、4月26日、6月14日、7月31日、9月20日、10月31日、12月19日と続きますが、3月の春闘での賃上げ率が一定を超えればマイナス金利解除を行う可能性が既に示唆されており、いきなり3月に行う可能性もあります。

    FEDが金融政策を議論するFOMCの日程は、3月20日、5月1日、6月12日、7月31日、9月18日、11月7日、12月18日と続きます。FedWatch によると、現時点では、6、9、11月の3回の利下げが市場の事前予想とされており、今後利下げ開始時期や回数の想定に変化があると、その分ドル高やドル安が織り込まれることになります。

    BOCの政策金利発表の予定日は、3月6日、4月10日、6月5日、7月24日、9月4日、10月23日、12月11日となります。

    これら、日銀のマイナス金利解除が行われるかどうか、FED (やBOC) の利下げの回数が3回以上か未満かの組み合わせで4つのシナリオを以下で考えたいと思います。

    シナリオ1 : 円高ドル安

    「日銀によるマイナス金利解除が行われ、FED (やBOC) の利下げ回数は3回以上となる」

    これは一番円高に振れるケースです。日銀総裁の会見などを見ているとマイナス金利解除の地慣らしを既にしているようにも見え、FED (やBOC) の利下げ時期と重なるなど円高ドル安のタイミングがあえば、アメリカドル / 円は130円ほどに、カナダドル / 円ですと100円を切るかどうか、もし下抜けすれば一時的に95円あたりまで下がるのではと考えます。

    シナリオ2 : 円高ドル高

    「日銀によるマイナス金利解除が行われるが、FED (やBOC) の利下げが1、2回となる」

    アメリカの経済や雇用が好調を維持し、FEDは利下げを1、2回は行うがその後に据え置くケースです。BOCもアメリカの利下げ時期・回数には強い影響を受けると思います。この場合、マイナス金利解除で一旦円高に向かったとしても、アメリカのデータ発表時にドル高で戻ることで、140〜150円 (カナダドルだと106〜111円) あたりのレンジでの上下の動きに収まるのではないでしょうか。

    シナリオ3 : 円安ドル安

    「日銀はマイナス金利解除を行わず、FED (やBOC) の利下げ回数は3回以上となる」

    日銀がFEDの利下げまで粘りマイナス金利を継続するケースです。可能性は低く、アメリカの経済と雇用次第ではありますが、この場合でも通貨ペアが両方弱いことで大きく上下に動くことはないと思います。

    シナリオ4 : 円安ドル高

    「日銀はマイナス金利解除を行わず、FED (やBOC) の利下げが1、2回となる」

    前述の通り、日銀がマイナス金利を今年も継続する可能性は低いと思いますが、もし、円が引き続き弱い状態でFEDの利下げが予想よりも少ないとなると、理論的には上昇することになります。ただ、152円以上は30年以上到達していない領域のため想定は難しく、それでも利下げ期待が出る度に都度ドル安には向かうことにはなるので、そこまでの上昇は考えにくいのではないかと思います。

    マイナス金利解除のインパクト

    2016年から続いたマイナス金利が解除されれば、利上げとしては2007年以来17年振りとなり、日本円にとって一大イベントではあります。しかし、その後のさらなる利上げを継続する可能性は極めて低く、発表がサプライズであったり、投機筋のポジション解消が重なったりすると、一時的に大きく円高へ動くことはあるにせよ、マイナス金利を解除しただけでは実質的な金利差はほとんど変わりません。

    構造的な円安体質と利下げが見込まれる弱いドル

    現在、日本は貿易収支とサービス収支のマイナスが継続しており、経常収支は黒字であるものの海外所得の円転もあまり行われず、構造的な円安の状態です。それでも、カナダドルやアメリカドルは近い将来利下げが見込まれる比較的弱い通貨となるので、今後さらにドル高に大きく動くことは考えにくいです。

    一時的に円高ドル安に振れることはあっても、一方的な流れにはならず、どこかのタイミング (130円か140円あたり) で落ち着くか、現在の水準近くまで戻るのではないでしょうか。

  • カナダ GDP 2023年12月

    カナダ GDP 2023年12月

    カナダ 統計局 によると、2023年12月のカナダの実質GDP (国内総生産) は、約2兆2,052億カナダドル (2,205,17 Bil. | 約243兆円 1CAD=110JPY) となりました。前月比で事前の市場予想+0.2%に対して-0.0%と低い結果となり、20セクター中14セクターで増加したものの全体ではほぼ横ばいとなっています。

    カナダ GDP 2023年12月

    セクター別に見ると、不動産および賃貸・リース業、金融・保険業、農林業、鉱業および石油・ガス採掘業などが増加となりましたが、公共部門の大きな減少により相殺されています。

    Main industrial sectors’ contribution to the percent change in gross domestic product in December

    出典 :
    Gross domestic product by industry, December 2023 | Statistics Canada
    Canada Gross Domestic Product (GDP) MoM | Investing.com

  • カナダ 小売売上高 2023年12月

    カナダ 小売売上高 2023年12月

    カナダ 小売売上高 関連記事

    カナダ 統計局 によると、2023年12月のカナダ小売売上高は前月比+0.9%の増加で673億カナダドルとなりました。9セクター中5セクターで売上高が上昇し、主に、自動車・部品販売店の+1.9%が増加を牽引しました。

    ガソリンスタンド・燃料販売店と自動車・部品販売店などのエネルギー関連を除いたコア小売売上高も+0.5%、数量ベースでも+0.8%の増加となっています。

    2023年第4四半期の小売売上高は+1.0%となり、2四半期連続の売上高増加となりました。数量ベースでも+1.3%となっています。2023年通期の小売売上高は+2.2%の増加でした。

    季節調整済みベースでの2023年12月の小売Eコマース売上高は前月比-3.6%の減少で37億ドルとなり、小売売上高全体に占める割合は前月の5.8%から5.5%と減少しています。

    カナダ 小売売上高 2023年12月

    出典 :
    Retail trade, December 2023 | Statistics Canada
    Canada Retail Sales MoM | Investing.com

  • カナダ CPI インフレ率 消費者物価指数 +2.9% 2%台まで減速 ガソリン価格下落と食料品価格上昇ペース鈍化 2024年1月

    カナダ CPI インフレ率 消費者物価指数 +2.9% 2%台まで減速 ガソリン価格下落と食料品価格上昇ペース鈍化 2024年1月

    カナダ CPI インフレ率 消費者物価指数 関連記事

    カナダの2024年1月 CPI 消費者物価指数 (インフレ率) は、前年同月比で事前の市場予想+3.3%よりも低い+2.9%となり、前月12月の+3.4%からも上昇率が鈍化しました。2%台まで下降したのは昨年6月以来であり、ガソリン価格の低下が上昇率減速の最大の要因でした。

    食料品とエネルギーを除いた コアCPI は前年同月比で+2.4%となり、こちらも前月の+2.6%よりも上昇が鈍化した結果となりました。

    ガソリン価格の下落と食料品価格の上昇ペース鈍化

    2024年1月のガソリン価格は、前年同月比で前月12月の+1.4%から-4.0%と下落しました。前年2023年1月は、ウインターストームの影響でアメリカ南西部の製油所が閉鎖されたためガソリン価格が上昇していました。

    月次ベースで見ると、ガソリン価格は5ヶ月連続で下落しており、マニトバ州のガソリン価格の下落-14.1%は同州のガソリン税の一時停止に伴うもので、全国的な価格下落に寄与しました。

    食料品価格は依然高止まりしているものの、前年同月比で前月の+4.7%と比較して今月は+3.4%となり、広範囲のカテゴリで上昇ペースが鈍化しています。

    カナダ CPI 消費者物価指数 2024年1月
    Canada Consumer Price Index (CPI) YoY

    出典 :
    Consumer Price Index, January 2024 | Statistics Canada
    Canada Consumer Price Index (CPI) YoY | Investing.com

  • カナダ 雇用統計 失業率 5.7% 2024年1月

    カナダ 雇用統計 失業率 5.7% 2024年1月

    カナダ 統計局 の発表によると、2024年1月のカナダの雇用者数は2,036万2,000人となり、前月から+3万7,000人増加し前月比+0.2%となりました。また、前月2023年12月の雇用者数は+100人から+1万2,300人の増加へと上昇修正がなされています。

    失業率は5.7%で前月比-0.1ポイントとなり、2022年12月以来の低下となりました。就業率 (15歳以上の人口に占める就業者の割合) は前月比-0.1ポイントの61.6%となっています。

    2024年1月は雇用者数・失業率ともに事前の市場予想よりも良い数値となっています。

    Canada Employment Change
    Canada Unemployment Rate
    カナダ 雇用統計 2024年1月

    業界別の雇用者数で見ると、主に卸売・小売業 (+3.1万人 +1.1%) と金融・保険・不動産賃貸・リース業 (+2.8万人 +2.1%) が増加を牽引し、主に減少したのは、宿泊・飲食サービス業 (-3万人 -2.7%) などでした。

    地域別の雇用者数では、オンタリオ州 (+2.4万人 +0.3%)、ニューファンドランド・ラブラドール州 (+7,500人 +3.2%)、マニトバ州 (+6,900人 +1.0%)、ノバスコシア州(+3,700人 +0.7%) で増加し、サスカチュワン州 (-6,200人 -1.0%) では減少となりました。

    2024年1月の平均時給 (季節調整なし) は前年同月比で+5.3% (+1.74ドル 34.75ドル) となり、堅調に伸びています。

    出典 :
    Labour Force Survey, January 2024 | Statistics Canada
    Canada Employment Change | Investing.com
    Canada Unemployment Rate | Investing.com