Rentals.ca の調査によると、カナダの2023年9月の平均募集家賃 (Asking Rent、家主によってリストされた賃貸価格) は2,149 カナダドルとなり、前月比+1.5%、前年同月比+11.1%と引き続き最高値を更新して上昇しています。前年同月比が再び2桁台となり、年間の家賃上昇率は9ヶ月ぶりの高水準に加速しています。



出典 :
October 2023 Rentals.ca Report | Rentals.ca
Rentals.ca の調査によると、カナダの2023年9月の平均募集家賃 (Asking Rent、家主によってリストされた賃貸価格) は2,149 カナダドルとなり、前月比+1.5%、前年同月比+11.1%と引き続き最高値を更新して上昇しています。前年同月比が再び2桁台となり、年間の家賃上昇率は9ヶ月ぶりの高水準に加速しています。
出典 :
October 2023 Rentals.ca Report | Rentals.ca
カナダ 不動産協会 (CREA) のデータを元に WOWA.ca は、2023年5月の月間住宅取引件数と平均住宅販売価格、MLSベンチマーク価格を発表しています。資料によると、前年同月比ではMLSベンチマーク価格のみが下落となっていますが、前月比ではすべて上昇となり、特に月間住宅取引件数の増加が目立っています。
カナダの住宅市場は、引き続き住宅価格と販売件数は上昇を続けており、昨年の市場調整から力強い回復を見せています。これにより、2023年5月のカナダの平均住宅販売価格は、先月より+2%上昇となり2022年4月以来の最高値となる729,044カナダドルとなりました。主要な住宅市場であるオンタリオ州とブリティッシュ・コロンビア州でも同じくに前月比2%の値上がりとなっています。
出典 :
Canadian Housing Market Report June 19 2023 | WOWA.ca
カナダ 統計局 により発表された2023年5月のカナダの新築住宅価格指数は、前月比で予想0.0%に対して+0.1%と上回った値となり小幅上昇で推移しました。これは2022年8月以来のプラス成長となります。
出典 :
New Housing Price Index, May 2023 | Statistics Canada
Canada New Housing Price Index MoM | Investing.com
Rentals.ca の調査によると、カナダ全体の2023年5月の平均賃料は2,014 カナダドル (以下 ドル) で、4月の2,002ドルと比較して前月比+0.6%でほぼ横ばいですが、過去2年間で見ると+19%の上昇となっています。
2022年12月の2,024ドルをピークに一旦賃料は落ち着いたように見えますが、引き続き高止まりしている状況です。賃料の上昇は緩やかになって来ているものの、人口が記録的なペースで拡大を続けていること、住宅価格の上昇と金利の追加上昇を受けて住宅取得の値頃感が悪化していることから、今後数ヶ月はさらなる賃料の上昇圧力が予想されるでしょう。
カナダ各都市の詳細は以下の表の通りです。
出典 :
Rentals.ca June 2023 Rent Report | Rentals.ca
カナダ 不動産協会 (CREA) のデータを元に WOWA.ca は、2023年4月の月間住宅取引件数と平均住宅販売価格、MLSベンチマーク価格を発表しました。資料によると、前年同月比においてすべて下落となりましたが、前月比ではすべて上昇となっています。
カナダの住宅市場は、住宅価格と販売件数が上昇を続けており、昨年の市場調整から急速に立ち直っています。国内のほとんどの地域で力強い伸びが見られたことで、2023年4月のカナダの平均住宅販売価格は前月比+4%の716,083 カナダドルとなり、2022年4月以来の高値となりました。価格の上昇はオンタリオ州とブリティッシュコロンビア州の主要市場で見られ、アルバータ州とサスカチュワン州では価格が後退しています。
カナダの平均住宅販売価格は、昨年と比較するとまだ-4%と低いのですが、先月の前年同月比-14%の下落からは大きく改善されています。それは、カナダの住宅価格が2022年2月にピークを迎え、その後の価格下落は、過去1年間に見られたカナダの政策金利上昇の影響によるものと考えられるからです。
2023年4月のカナダの月間住宅取引件数は、前年同月比-19.5%の44,059件でした。これは前月と比較すると+6%増加し、3月の前年同月比-35%から大幅に増加したことになります。
2023年4月のカナダの一般的な住宅価格を測定するMLSベンチマーク価格は744,600 カナダドルでした。前月より2%上昇しており、月次ベースで上昇するのは3ヶ月連続になります。
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Canadian Housing Market Report May 18 2023 | WOWA.ca
カナダ 統計局 による2023年4月のカナダの新築住宅価格指数は、前月比で予想-0.1%に対してその通りの値となりました。前月は予想よりも大きく上振れし変調の兆しかと思われたのですが、再度マイナスとなりました。
同指数は利上げに伴う住宅ローン金利上昇の影響で2022年9月以降一度も前月比で上昇しておらず、新築住宅市場の冷え込みは続いています。調査対象となった27の国勢調査都市圏 (CMA) のうち、20の都市圏で価格が下落または横ばいとなり7つの都市圏で価格が上昇しました。
2023年4月に最も価格が下がったのは、ロンドンの-1.0%とゲルフの-0.8%でした。カナダで最も高価な住宅市場であるバンクーバーとトロントでは新築住宅価格に変化はありませんでした。
最も価格が上昇したのは、ケベック州の+2.0%とウィニペグ+1.1%です。これらの都市圏の建設業者によると、価格の上昇は主に住宅建設コストに影響されており、熟練労働者の不足と材料費の上昇によるとしています。
出典 :
New Housing Price Index, April 2023 | Statistics Canada
Canada New Housing Price Index MoM | Investing.com
Rentals.ca の調査によると、カナダ全体の2023年4月の平均賃料は2,002カナダドル (以下 ドル) で3月の2,004ドルから横ばいとなりました。前年同月比 (2022年4月の1,827ドルとの比較) では+9.6%の上昇となっています。
パンデミック時で低水準だった2021年4月の1,662ドルと比較すると、カナダの平均賃料は20.5% (1.2倍)、月平均で340ドル上昇したことになります。
2022年12月の2,024ドルをピークに一旦賃料は落ち着いたように見えますが、高止まりしている状況です。住宅ローン金利に変化が起きて住宅購入需要が刺激され、それに伴い新規住宅供給量が増加すれば賃料は下がると推測しますが、そのためには先ず政策金利の利下げが必要になります。
カナダ各都市の詳細は以下の表の通りです。
出典 :
Rentals.ca May 2023 Rent Report | Rentals.ca
WOWA.ca は、2023年4月のカナダ バンクーバーとトロントにおける住宅市場レポートを公表しました。
WOWA.caによる 2023年3月のカナダ住宅市場レポート に書かれている傾向と同じく、金利上昇の影響が続いたことにより昨年よりは価格は下がっているものの、前月比ではじわじわと上昇して来ています。
カナダは 政策金利 の上昇が始まった2022年に住宅価格がピークを迎え、利上げとともに価格は下落、そして、金利の据え置きから将来の利下げ観測が高まったことにより、ここ数ヶ月で価格が持ち直しつつあります。
出典 :
Vancouver Housing Market: May. 3rd, 2023 Update | WOWA.ca
Toronto Housing Market: May. 3rd, 2023 Update | WOWA.ca
カナダ 統計局 によると、カナダの新築住宅価格指数は、前月比で予想-0.5%に対して0.0%と上回りました。同指数は、利上げに伴う住宅ローン金利上昇の影響で過去7ヶ月間で5ヶ月低下していましたが、今回の予想に対する上振れは新築住宅価格の変調の兆しとなるでしょうか。
出典 :
New Housing Price Index, March 2023 | Statistics Canada
Canada New Housing Price Index MoM | Investing.com
カナダ 不動産協会 (CREA) のデータを元に WOWA.ca は、2023年3月の月間住宅取引件数と平均住宅販売価格、MLSベンチマーク価格を発表しました。資料によると、前年同月比においてすべて二桁%の下落となりましたが、前月比ではすべて上昇となりました。
カナダの一部の住宅市場で力強い伸びが見られたことにより、2023年3月のカナダの平均住宅販売価格は前月比+4%の約69万カナダドルとなり、2022年5月以来の高水準となりました。
ほとんどの州で価格が先月と比較して上昇しており、特に、アルバータ州、サスカチュワン州、プリンスエドワード島で力強い回復となりました。
しかし、カナダの住宅価格がピークを迎えた2022年2月と比較すると、平均住宅販売価格はまだ14%ほど低い状況です。この価格の下落は過去1年間に見られたカナダ中央銀行による金利上昇の影響により住宅需要が抑制されたことが主な理由と考えられます。
2023年3月の住宅取引件数は前年同月比-34.4%の41,636件となりましたが、これは前月比では+41%であり、カナダの住宅販売が14年ぶりの低水準となった2023年1月と比較すると+41.6%の大幅増加になります。
上記から見て取れるのは、政策金利 の上昇が始まった2022年に住宅価格は一旦のピークを迎え、利上げとともに価格は下落、そして、金利の据え置きから将来の利下げ観測が強まったことにより、ここ数ヶ月で価格が持ち直しつつある、ということでしょうか。
出典 :
Canadian Housing Market Report Apr 17 2023 | WOWA.ca
カナダ 統計局 によると、カナダの新築住宅価格指数は、前月比で予想-0.1%に対して-0.2%と下回りました。同指数は、過去6ヶ月間で5ヶ月低下しています。また、調査対象となった27の国勢調査都市圏のうち25都市圏で価格が下落または横ばい、2都市圏で上昇しました。
カナダ中央銀行が1月に行った利上げが住宅ローンコストの上昇に影響し、引き続き、新築住宅価格は下落基調にあります。
出典 :
New Housing Price Index, February 2023 | Statistics Canada
Canada New Housing Price Index MoM | Investing.com
カナダ 統計局 によると、2023年1月のカナダ新築住宅価格指数は、前月比で予想+0.1%に対して-0.2%と下回り、前月の横ばいから再度下落に転じました。
調査対象となった27の国勢調査都市圏 (Census Metropolitan Areas) のうち25都市圏で価格が下落または横ばい、2都市圏 (セントジョンズとカルガリー) でのみ価格が上昇しています。
カナダ中銀が1月に政策金利を25bp追加引き上げて4.5%としたため、借入コストは再び上昇しました。住宅ローン金利の上昇に伴い住宅購入需要にも影響が出て来ており、新築住宅価格への下落圧力が続いています。
カナダ抵当・住宅公社 (Canada Mortgage and Housing Corporation) によると、2022年12月の一戸建て住宅完成後の未販売在庫 (未吸収在庫) は前年同月比で18.7%増加しています。
出典 :
New Housing Price Index, January 2023 | Statistics Canada
Canada New Housing Price Index MoM | Investing.com